token/ja
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トークン: トークン
マップ上に配置され、GMやプレイヤーが操作するモノはトークンであり、いくつかの種類がある。有効なトークン種別は画像トークン、ライブラリトークン、PCトークン、NPCトークンだ。さらに、トークン・レイヤー以外のマップレイヤーに配置した画像は、トークンではなくオブジェクトやスタンプと呼ばれる。(スタンプという用語は、模様など頻繁に繰り返し配置する画像を指し、オブジェクトは少数使われる画像を指す。森は沢山の樹木のスタンプを敷き詰めるが、オフィスビルではテーブルと椅子のオブジェクトを使用する)
このページでは、トークンとオブジェクトを外部に保存する方法、.rptokファイルのファイル・フォーマットの全容と内容の操作に関する詳細に取り組む。
ファイル・フォーマットの全容
トークンは所有者がトークン上の右クリックメニューからSave As...を選択し、任意のディレクトリに、任意のファイル名で保存できる。このファイル名の末尾には自動的にファイルの種類を示す.rptokの拡張子が追加される。実のところ、このファイルの中身はどこにでもある ZIP ファイルだ! つまり、ファイル名を.zipで終わる名前に変更することで普通の ZIP ファイルとして扱えるということだ。ファイルには次の特徴がある:
- All tokens are automatically stored in a compressed format.
- All tokens can contain multiple data files inside
- One file is called content.xml
- Another one is properties.xml
- A directory is also included called assets
- The token image is stored here,
- The token portrait is stored here, and
- The token handout is stored here.
- The last file is called thumbnail
- 全てのトークンは自動的に圧縮して保存される。
- 全てのトークンは内部に複数のデータ・ファイルを含むことが可能。
- ひとつ目のファイルはcontent.xml。
- もうひとつはproperties.xml。
- さらにassetsという名のディレクトリーも含まている。
- ここにはトークンの画像と、
- トークンの肖像画像と、
- トークンのハンドアウトが保存されている。
- 最後のファイルはthumbnailだ。
トークン・ファイルの内容の解析
トークン・ファイルは ZIP ファイルなので、トークンから画像やデータファイルを抜き出すのは簡単だ。パソコンの好きなディレクトリーにZIPファイルを展開すれば良い。assetsディレトリーの中にはいくつかのファイルがあることが確認できるだろう。そこには英数字がでたらめに並んだファイル名があるが、この文字は収容されている画像のチェックサムになっている。チェックサムは内容の要約と考たら良い。このファイル名は拡張子がないのでそのままでは画像を確認することができない。ビューアが拡張子を無視してファイルの中身を検査して判別するソフト(例えばGIMPなど)であれば表示することが出来る。
あるバージョンのMapTool(さてどのバージョンだったか…)では画像をXMLにエンコードして保存する。このため、一般的などの画像ツールを用いても画像を表示することは出来ない。トレボーは、この振る舞いは不具合であり、将来のバージョンでは実際の画像フォーマット(JPG、PNG)を使用すると述べている。
トークン・ファイル内の画像やデータを修正する
トークンで使用している画像を修正することはより複雑だ。必要な材料は次の通り:
- Locate the new image(s) to be stored in the token,
- Calculate the checksum of the image (it's an MD5 checksum),
- Rename the image file to be the checksum, removing any filename extension in the process,
- Move the new file into the assets directory,
- Record the name of the old image from the assets directory, and
- Remove the old image from the assets directory.
- トークンに格納する新しい画像を用意する。
- 画像のチェックサムを計算する。(MD5チェックサム)
- 画像のファイル名をチェックサムの値に変更し、拡張子を取り除く。
- 新しい画像をassetsディレクトリに移動する。
- assetsにある古い画像のファイル名を記録し、
- 古い画像をassetsディレクトリーから削除する。
実に簡単だが、まだ行程の半分だ。画像をassetsディレクトリーに放り込んだだけではMapToolに十分な情報(画像サイズや、どのファイルが肖像画像やハンドアウト画像であるかなど)を伝えることにはならない。これらの詳細はcontent.xmlに格納される。このファイルはassetsディレクトリーに入れずに、展開したZIPファイルの最上位に配置する。
content.xmlを編集するには、テキストエディターを使用する。ワープロソフトは保存するときに余分な情報を加えてファイルを壊してしまうので使わないように。編集には「メモ帳」や「TextPad」などのソフトが相応しい。もちろん、XML構文を解釈する編集ソフトであれば申し分ない。
肖像画像を置き換えるのであれば、XMLファイルの中から肖像画像を参照する箇所を見つけ出し、古い肖像画像の16文字のチェックサムを新しいものと置き換える必要がある。幸いにも、上記の行程で古い情報は記録済みだ! 記録し忘れてたとしても心配する必要はない。最上位のディレクトリーを削除し、もう一度ZIPファイルを展開し、最初からやり直せば良い。
一番簡単な変更手順は、古いチェックサムを文字検索し、新しいものと置き換える方法だ。
全ての変更作業が終わったら、ZIPツールを使ってこれまでのファイルを含む最上位ディレクトリーを下位のディレクトリー構造(assetsディレクトリーが重要)を保ったままZIP形式で圧縮する。assetsディレクトリーがなければならないのでディレクトリー構造を必ず確認するように。これでMapToolにファイルを配置できるようになった! お好みでファイル名の拡張子を.rptokに変更しても構わないが、MapToolはファイル名ではなく、ファイルの中身を重視する。