Fog of War/ja

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はじめての不明領域

不明領域は、プレイ中にプレイヤーからマップの一部を隠す MapTool の機能である。現在選択されている地図の『地図メニュー』で『不明領域』をクリックすることで有効にすることができる。有効にすると、メニューでオプションが ✔ 表示される。不明領域は、設定を無効化しても記憶されるが、メニューの『不明領域を復元する』オプションを使って初期化する事ができる。

有効にすると、定義された視覚設定を持つトークンは完全不明領域を公開する事ができる。何がいつ公開されるかはトークンの視覚の距離と視覚の設定によって決定される。遮光レイヤーはトークンの視界を完全に遮断し、遮光レイヤーと重なる『完全』不明領域はプレイヤーによって公開される事はない。

それぞれの地図には独立した不明領域の設定を持つ。新規地図の不明領域の初期設定は、ソフトウェア設定ウィンドウで設定できる。

不明領域の用語集

  • 完全不明領域とは不透明の黒いオーバーレイであり、地図上の未探索の範囲をトークンやプレイヤーから隠す。完全不明領域は全てのレイヤーをプレイヤーから隠す。
  • 半不明領域とは半透明の黒いオーバーレイであり、完全不明領域が取り除かれた範囲であるが、所有者がいるトークンが誰も見ていない範囲である。半不明領域はトークンレイヤーのトークンを隠すが、背景レイヤーと物体レイヤーにある物はプレイヤーが見る事ができる。
  • 個別不明領域:地図上のそれぞれのトークン毎に分けて不明領域を管理するサーバー設定。この設定を有効にした場合、ツールバーの右側にある『不明領域視界設定』にてどのトークンの視界を表示させるか絞り込むことができる。

不明領域の設定

MapTool上の下記の場所に、不明領域に関する設定が含まれている。各設定についての更なる情報は、関連する文書ページを参照の事。

  • 地図メニュー項目
    不明領域: ✔ 有効にした場合、現在選択中の地図で不明領域が有効になる。
    不明領域を復元:現在の地図上にある全てのトークンに対して公開された不明領域の記録を破棄する。
    不明領域:経由地点のみ公開:✔ 有効にした場合、自動的に公開される不明領域は移動の終了地点と、トークンの移動中にスペースキー(または右クリック)で設置した経由地点でのみ公開される。
    視覚:この選択肢はプレイヤーのトークンが公開できる完全不明領域、半不明領域に影響する。詳細については次の節の実例を参照の事。
    • オフ:完全不明領域は、遮光レイヤーに遮られるまでトークンに定義されている視覚の距離まで公開される。トークンレイヤー上にある全てのトークンは公開済みの範囲を常に見る事ができる(半不明領域はない)。
    • :完全不明領域は、遮光レイヤーに遮られるまでトークンに定義されている視覚の距離まで公開される。半不明領域は、公開済みでありトークンの視線から外れている範囲に表示される。
    • :完全不明領域は、遮光レイヤーに遮られるまでトークンに定義されている視覚の距離まで公開されるが、照明により照らされている範囲に限られる。半不明領域は、公開済みであり、照明に照らされなくなった範囲や、トークンの視線から外れている範囲に表示される。
  • サーバー設定(『サーバーを開始』ダイアログ内):
    プレイヤーは不明領域を公開できる:この設定を ✔ 有効にした場合、プレイヤーは自分が所有するトークン上で『公開』コマンドを使うことができる。
    移動時に不明領域公開:この設定が ✔ 有効である場合、プレイヤーによりトークンが移動させられた場合にトークンの移動経路と到着地点が自動的に公開されるようになる。
    個別の視界を使用 -> 個別の不明領域を使用:✔ 有効にした場合、各トークンの公開された不明領域は、各トークンごとに保存され表示される。向こうの場合、接続している全てのプレイヤーは共同して不明領域が公開される。
  • ソフトウェア設定(ソフトウェアタブ → 地図の表示)
    トークンの移動時に自動的に不明領域を公開(個人サーバー):✔ 有効の場合、サーバーを起動していない、或いはサーバーに接続していない場合、トークンの移動は指導的に不明領域を公開する。この設定は主に開発者が試験を行うためのものである。
  • トークン設定(位置作用タブ)
    トークンの遮光レイヤー:構成した場合、トークンの遮光レイヤーは視覚を遮り、通常の遮光レイヤーと同様に公開する範囲を制限する。
    不明領域上に表示:有効の場合、このトークンは、その場所が視覚を持つトークンにより見える場所にある場合に不明領域の上層に表示される。この設定は等角図地図上のフィギュア形状のトークンが地図の端の上に表示されるようにするために使われる事が多い。
:『視覚』が『オフ』になっている地図の場合、この設定は、遮光レイヤー、トークンの視覚、地図の視界距離に係わらず、常に完全不明領域の上層に表示される事になる。これは、地図上にある大量の『不明領域上に表示』される扉の問題を引き起こし、全ての扉が完全不明領域の上層に表示される事により、プレイヤーに地図の構成をばらしてしまう事になる。

不明領域の復元と公開

地図メニューから不明領域を復元したり、プレイヤーの移動に合わせて自動的に不明領域を公開したりする以外にも、MapToolには直接・間接的に不明領域に影響を与える方法がいくつかある。

視覚を持つトークン
トークンの設定上で『視覚あり』が有効で妥当な視覚が選択されている限り、GMまたはトークンの所有者はトークン上の右クリックからコンテキストメニューを使用して『見える範囲を公開』を選択する事ができる。これにより、完全不明領域をトークンの視覚の届く距離まで公開する事ができる(視線は遮光レイヤーで遮られる)。視覚の設定が『夜』の場合、公開されるは範囲は照明で照らされている範囲に絞られる。
ツールバーのツール
GMは不明領域ツールを使い、特定の範囲の不明領域を公開する事ができる。不明領域の描画ツールをシフトクリックする事により不明領域を削除するのではなく復元する事ができる。サーバー上で個別不明領域が有効である場合、トークンを選択する事によりそのトークンの不明領域だけに影響を与えるようになる。
マクロ関数
関数のうちいくつか、例えばなどは、不明領域に効果を及ぼす。

地図の視覚設定の例

例1 - 夜 例2 - 昼(1) 例3 - 昼(2) 例4 - オフ

上記の画像は同じ地図を用いて異なる視覚設定を行った場合の実例である。

例1 - 地図の視覚 -> 夜
『夜』モードの場合、トークンは視覚の距離内で照明に照らされている範囲のみを見る事ができる。この例では、プレイヤートークンは半径15フィートの照明が有効になっており、 付近に2つの15フィートの照明が見えている。遮光レイヤーが視線と照明を遮っており、幾つかの範囲が部分的に隠されている。不明領域の種類と可視領域を示す説明文に注意。
例2 - 地図の視覚 -> 昼(1)
『昼』モードの場合、照明の状況に拘わらずトークンは視覚設定の最大距離まで見る事ができる。今やプレイヤーは、15フィートを超えた場所にいる、先ほどまで完全不明領域に隠れていたモンスタートークンを見る事ができるようになっていることに注意。
例3 - 地図の視覚 -> 昼(2)
2つ目の画像は、恐れおののいたプレイヤートークンが壁の後ろに移動した場面である。半不明領域がモンスタートークンを隠していることに注意。
例4 - 地図の視覚 -> オフ
視界がオフの場合、トークンは遮光レイヤーにさえぎられている場所も含めて公開済みの範囲全てを見る事ができる。公開される完全不明領域はトークンの視覚の距離内に限られるが、トークンは地図上の統べの公開済みの範囲を、トークンの視覚の距離を超えた場合でさえ、見る事ができる。

参考ページ

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